日常を彩る美しい道具としての革靴
こうべくつ家は、2007年に神戸市でオープンした、手仕事にこだわった革靴を作る工房です。既成概念にとらわれない自由な発想で、使い手の日常を彩る日々の道具として、長く履き続けられる革靴を作り続けています。
ふと目を向けた、私たちの足元を何年も支え続けた靴には、無数の傷が見受けられます。靴についたいつかの傷が、使い手の記憶を呼び戻し、匂いや場面を思い出させてくれるその瞬間、何故か堪らなく愛おしくなります。
私たちの選ぶ素材や、それを形にするための技術は、靴の寿命を延ばすためにあります。履いて捨てるものではなく、リペアを施しながら長く履き続けられることで、ささやかな日常の豊かさを皆様にお届けしたいと考えています。
こうべくつ家
〒654 0055
兵庫県神戸市須磨区須磨浦通5-5-24
Tel 078 732 7740
森田 圭一(もりた けいいち)
職業 靴作家・靴職人。
1975年神戸生まれ。高校卒業後、働き先の靴のセレクトショップでイギリスからやって来たハンドメイド・シューズに衝撃を受ける。4年間在籍した店を辞め、靴製造の仕事に携わること8年。作れば作る程に靴への探求心は増し続け、2006年、31歳にして西成製靴塾の門を叩く。翌年、神戸市須磨区にて「こうべくつ家」開設。ハンドメイドにこだわった「kokochi」ブランドを展開。2008年よりライブハウスやクラブイベントにて、靴の即興製作を開始。「shoes drawing」と銘打たれたパフォーマンスが、関西を中心に話題を呼ぶ。以降、海外を含めた様々な会場でのエキシビジョンに参加しながら、「美しい道具としての靴のあり方」についての探求を続ける。
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